懐かしの名機たち
方向感・距離感・移動感・・・このすべてにリアリティを。
新しい音場体験、バイホニック。
1977 バイホニック・ステレオ・ラジカセ Victor RC−828 (\ 66,800) 「バイホニック」という耳慣れない名称を引っさげて 登場したステレオ・ラジカセ。「バイノーラル録音」 という、実際に耳で聴くときとほとんど同一条件で 録音することにより、より臨場感溢れるサウンドが 楽しめるという触れ込みだった。今日でいうと、「サ ラウンド」「ドルビー・デジタル・シネマ」といった方 式に該当するのだろう。 当社のステレオ・ラジカセとしては3作目にあたる のだが、それまでの機種でも、「ステレオ・ワイド・ コントロール方式」の採用により、広がりのある音 づくりに力を入れていたようだ。 2本のロッドアンテナ、正立型のカセット・ホールダ ーといったデッキを思わせる重厚な風貌に、当時 憧れたものである。この機種より、「Victor」のロゴ が現在のものに変更になった。 |