懐かしの、あの製品
持って歩ける映画館。
1987 液晶カラーテレビつきポータプルVTR CASIO VF−3000 (\125,000) ラジオとカセットが合体して「ラジカセ」となり「定番 商品」となったのを「テレビ&ビデオ」版で実現しよ うとしたのがこれ。 かつてビデオがまだ「高価」だったころ、松下が「テ レビデオ」という名でブラウン菅タイプの同様の製 品を初めて出したとき、テレビとビデオの耐用年数 の違いが災いして、あまり売れなかったときいてい る。今日では、その「低価格化」が著しく進んだこと と「省スペース」が、ひとり暮らしや2台目需要に大 きくアピールし、「テレショップ」などの「おきまりアイ テム」となっている。 この商品が出たころは、まだ「テレビデオ」は市民 権を得ておらず、持ち運んでまで、小さな液晶画面 でビデオ鑑賞する必然性が今ひとつ説得力に欠け ていた。液晶画面付きビデオは、後の「シャープ液 晶ビューカム」で花ひらくこととなる。 |