懐かしのテレビ談議

25.笑アップ歌謡大作戦

「独占!男の時間」での「わるふざけ」を、形を変えて登場させたのが、同じ山城新伍司会の当番組。
彼の出す「お題」に対して、出演者たちが互いの「中傷」や「耳の痛い部分」を遠慮無しにぶつけ合う。それまで「シャレ」
にならなかった「タブー」に近い部分も、山城新伍の軽妙なトークによって無難にまとめられていた。彼の話術と「頭の
回転」ぶりが大いに生かされた番組だった。レギュラーに近い形で「毒舌家」中尾ミエが出演。彼女は当時、「お笑いス
ター誕生」、「アイアイゲーム」、「アストリアスティックコーヒーのCM(タモリと共演)」などテレビに出ずっぱりで、第2の
「我が世の春」を謳歌していたと思う。ほかに和田アキ子、研ナオコ、佐良直美らもよく出演していた。
また、「ピーコ」こと岩城徳栄(「スタ誕」出身!!)というハスキーボイスの女の子が「ボケ役」を担当。
「歌謡大作戦」とあるが、野際陽子、久保菜穂子といった女優陣を招く回もあり、マンネリを防いでいたようだ。